2-13.ジョジョvsカーズ②

 岩盤に落下したカーズ。腕にはジョセフの波紋が流れており、相当なダメージを受けています。弱っているカーズなら止めが刺せそうだと、シュトロハイムたちナチス部隊は紫外線照射装置を浴びせます。
 しかしカーズはいつのまにか石仮面を被っていました。石仮面には赤石がはまっています。

2-13進化

 赤石の力を得た石仮面が紫外線を浴び、骨針がカーズの脳に食込みます。ついにカーズが究極の生命体になってしまったのです。

2-13究極

 朝日を浴びても無傷のカーズ。ついに柱の男が太陽を克服したのです。もはや波紋もカーズには通用しません。そしてあらゆる生物の能力まで得てしまったカーズは、まさに無敵となりました。

2-13逃げる

 唯一の策として逃げ出すジョセフ。エシディシとワムウを倒したジョセフだけは今この場で殺すとして、カーズは両腕を翼に変えてジョセフを追いかけます。目的は達成したんだから、放っておけばよかったと思いますけどね。

 ジョセフはナチスの軍用機に乗ってカーズに反撃しますが、銃撃などカーズには通用しません。さらに逃走するジョセフ。さすがのカーズも飛行機の速度には追いつけません。

2-13火山

 ジョセフがカーズを倒す最後の策は、イタリアのヴォルガノ島の火山です。マグマにカーズをつっこんでブッ殺すという作戦ははたして上手くいくのでしょうか。

 飛行機に付着したカーズの身体の一部が凶暴なピラニアに変身し、ジョセフに襲いかかります。飛行機を破壊されパラシュートで脱出するジョセフですが、空が飛べるカーズにとっては蜘蛛の巣にかかった蝶のようなものです。

 ジョセフを襲うカーズですが、それは囮の人形でした。ジョセフは飛行機に残っていて、機体ごとカーズに体当たりします。パラシュートを失ったジョセフには、もう特攻あるのみ。カーズもろとも溶岩に突っ込むしかありません。

 落下途中で機体を離れ脱出しようとするカーズですが、いつの間にか飛行機に乗り込んでいたシュトロハイムの義手の攻撃で脱出の機を逸します。シュトロハイムは激突の直前、ジョセフに空中に飛び出すように指示します。

 カーズは機体ごとマグマに落ち、空中に飛び出したジョセフは、シュトロハイムが自分の身体をクッションにして護りました。

 マグマの中に落ちたカーズ。プロテクターで身体を護りますが、マグマの高熱にあっという間に燃えつきてしまいます。ついにカーズを倒したジョセフは、飛行機墜落の衝撃で噴火しようとする火山から脱出をはかります。

2-13切断

 しかしカーズは生きていました。身体の表面をあわ状にし、溶岩の高熱を防いだのです。カーズの奇襲で左腕を切断されるジョセフ。溶岩でも倒せないカーズに対し、もはや人間に勝ち目はありません。カーズは神となったのです。

2-13カエル

 苦し紛れに波紋の蹴りを放つジョセフ。しかし太陽を克服したカーズには波紋が効かないどころか、逆にジョセフの数百倍の威力を持つ波紋で反撃されてしまいます。圧倒的な力の差に死を覚悟するジョセフ。シュトロハイムは生きたまま蛇に飲まれるカエルの気持ちを理解します。

2-13赤石

 カーズは波紋攻撃でジョセフに止めを刺そうとします。そのときジョセフの直感が、カーズの波紋に反応します。ジョセフの数百倍の波紋。その攻撃に無意識のうちに赤石をかざしていました。赤石は波紋増幅器です。

 太陽の光と同じエネルギーである波紋を受けた赤石は、その力を集積して放出します。赤石のエネルギーを受けた火山活動の力は一気に頂点に達し、噴火しました。ジョセフたちは岩盤ごと空中に押し上げられます。

2-13溶岩弾

 猛烈なスピードで吹き飛ばされるジョセフたちですが、カーズは鳥に変身して脱出しようとします。そのとき、切断されたジョセフの左腕が吹き飛ばれてきて、カーズののどに突き刺さります。カーズの一瞬の隙に、さらに飛んできた火山の灼熱弾が追い討ちをかけます。カーズは宇宙まで飛ばされてしまいました。

 宇宙空間で凍り付いてしまったカーズは地球に戻ることが出来ず、さらには死ぬことも出来ず、永遠に宇宙をさまようことになってしまいました。

 最後はラッキーでしたが、ともかくジョセフはカーズを倒すことに成功しました。岩盤ごと飛ばされたジョセフは死亡したと思われていましたが、自身の葬式の場でみんなの前に無事な姿を見せることになります。海に落ちて助かったといいますが、まあ普通に考えたら火山が噴火した時点で絶対死ぬと思いますけどね。
 ともかく生き残ったジョセフはスージーQと結婚し、その娘は日本人と結婚します。物語の最後の場面は、ジョセフが日本にいる娘と孫に会いに行く場面で終わります。

 さて究極生物カーズはどうすればジョセフに勝てたでしょうか。放っておくのが一番だったと思いますけどねー。頂点に立ったわけですから、人間一匹程度無視していればよかったのかなと。せめて飛行機で逃げられた時に、追いかけるのを止めるべきでしたね。
 カーズは時間をかけて能力を研究するべきだったと思います。その上で、人間を支配してジョセフを殺せばよかったと。今回の敗因も、無敵を過信してごり押ししたことですからね。

 カーズが宇宙に吹き飛んだのはいいとして、ジョセフが生き残っているのも凄いと思いますけどね。火山が噴火して吹き飛ばされて、どうして人間が生きているのか。まあ漫画ですからね。

 さて赤石です。これが無ければ柱の男を倒せなくなるという言い伝えだったと思いますが、実際には無くても倒せましたね。赤石を壊してしまえばカーズは究極生物になることはありませんでしたから。柱の男たちは波紋で倒せますし。
 ですが波紋増幅器として活用し、ビーム兵器にしてしまえば柱の男たちを瞬殺出来たと思います。遠距離攻撃可能な飛び道具があれば、柱の男も吸血鬼軍団も物の数では無いでしょう。一体リサリサはなにをやっていたのでしょう。そして赤石を護ってきた過去の波紋戦士たちも、もっとはやく赤石の有効活用をするべきでしたねー。赤石がなければ柱の男を倒せないのではなく、赤石があれば簡単に倒せたということでしょう。

 さて次は戦闘潮流ベストバウトのご紹介です。

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承太郎