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1-3 ジョジョvsディオ ジョジョの奇妙な冒険1 文庫版 侵略者ディオ・ブランドー その③より
エリナに無理矢理キスをしたディオに激怒するジョジョ。前回ボクシングで完敗したジョジョですが、今度は喧嘩です。一発殴られたら終わり、というルールはありませんからね。
エリナを侮辱したディオに鉄拳制裁を加えようとするジョジョに対し、ディオはいたって冷静。
ディオ 「ほほう!さては聞いたな あの愛しのエリナのことを!そして鉄拳による報復に出る事を考えたわけかッ!ジョジョ!見苦しいぞ 嫉妬にくるった姿は!?」
ホント、嫌な奴ですね。
ジョジョvsディオ 2回戦
ジョジョの渾身のパンチをあっさり躱したディオの肘打ちが炸裂。あっさり崩れ落ちたジョジョは瞬時に勝ち目がないことを悟ります。さっきまでのテンションはどこへやら。
しかしジョジョもこのままでは引き下がれません。
ジョジョ「か・・・かなわない・・・・」(で・・・でも負けられない・・・もしこのケンカで負けたら これから一生ディオの影でオドオドと生活しなくてはならない!な・・・何よりもエリナの名誉を取りもどすため戦わなくてはならない!)
ディオ(徹底的にたたきのめしてやるッ!それも正々堂々とな!そうする事によって「自分はもうこのディオには勝てない」・・・という事を ジョジョ自身の体で覚えるからだッ!ケンカでも人生でもなッ!)
うーん。実に深い動機で戦っている二人の少年。人生を賭けたケンカです。
再びディオに向かっていくジョジョ。ディオの膝蹴りがいい感じにジョジョの顔面にヒットします。勝利を確信するディオ。しかしジョジョは倒れずに、ディオを捕まえます。驚くディオに、ついにジョジョの一撃がヒット!強烈な頭突きで大逆転です。
ジョジョ「ディオォォオオーーーッ 君がッ 泣くまで 殴るのをやめないッ!」ドッガァァァン
ボクシングなら一発で勝負ありですが、これは喧嘩。ジョジョの情け容赦ない連打に、ついにディオは涙をみせます。
この涙は、殴られた痛みではなく、「こんなカスみたいなヤツ」と見下しているジョジョにボコられたという屈辱の涙でしょうね。
殴り飛ばされたディオの血で作動した石仮面。この偶然が今後の物語の重要な伏線となっています。
結果
ジョジョの勝ち
ボコられたディオは激昂してナイフを出しますが、ジョースター卿があらわれたので喧嘩は終わりです。この勝負はジョジョの勝ちですね。
この喧嘩はジョジョがディオを打ち負かしたということで、非常に大きな意味を持っていると思います。ここで負けていたら、ジョジョは大人になる頃にはすっかりディオにいいようにやられていたでしょうから。
逆にディオにとっては痛恨の敗北でしたね。この時点で既に彼の財産乗っ取り計画は破綻に向かっているといえます。
ジョジョにボコられた屈辱を、彼の愛犬ダニーを焼殺して晴らすという辺り、このディオという男は本当にクズですね。これで父親をクズ呼ばわりするんですから、ダリオさんも気の毒ですな。
一応自分の弱点は怒りっぽいところだと反省するディオですが、果たして彼は自分の心を冷静にコントロール出来るように成長するのでしょうか。
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