2-1.ジョジョvsストレイツォ
Part2戦闘潮流最初のバトルは主人公のジョセフ・ジョースターvsストレイツォです。ちょっとストーリーをおさらいしましょう。

Part1の主人公ジョナサンは船の上でディオに襲われ死亡しましたが、妻のエリナは生き延びました。エリナはジョナサンの子を身ごもっており、その子が成長してPart2の主人公ジョセフの父親となります。
ジョナサンと共にディオと戦ったスピードワゴンは、アメリカで成功し石油王になります。彼が設立した財団が行ったメキシコの遺跡発掘調査により、石仮面と”柱の男”が発見されました。柱の中で眠る男に恐怖したスピードワゴンは、かつてディオと共に戦った波紋使いストレイツォを呼び、”柱の男”の完全破壊を依頼します。
石仮面を見て豹変するストレイツォ。自身の老いを感じていた彼は、石仮面の力でかつてのディオのような、圧倒的な強さと不老不死に憧れたのでした。スピードワゴンを殺害したストレイツォは、波紋の才能を持つジョセフが自分の敵になると考え、彼の抹殺に向かいます。
ロンドンからニューヨークに引っ越してきたエリナとジョセフは、スピードワゴンがストレイツォに殺されたと聞き悲しむのでした。

というワケで、友人スモーキーと食事中のジョセフを若返ったストレイツォが襲います。スピードワゴンと石仮面のことを知り、波紋の能力を持つジョセフを抹殺しにきたわけですね。バトル開始です。
ジョセフはストレイツォの襲撃に備えていました。いきなりストレイツォに向けてマシンガンをぶっ放します。ジョセフは吸血鬼の倒し方を知っています。一瞬で頭部を吹っ飛ばすか、太陽の光か、波紋か。
銃撃にも動じないストレイツォ。彼はディオがジョナサンに敗北した原因を、能力を試したせいだと分析します。吸血鬼の能力を試すのはジョセフを倒した後でゆっくり行えばいい、というストレイツォの考え方は正しいでしょうな。
ストレイツォはいきなりディオがジョナサンを倒した必殺技を使います。体液を高圧で目から発射する技で、「空裂眼刺驚(スペースリパー・スティンギーアイズ)」というご大層な名前がつきましたね。
ジョセフの頭部を貫いたかに見えた空裂眼刺驚でしたが、それは鏡でジョセフはストレイツォの背後にいました。なんだそりゃ。

ジョセフはジョナサン同様の巨漢ですが、波紋の修行をしたわけではありません。戦力的には吸血鬼となったストレイツォとは比較になりませんな。Part2戦闘潮流では、戦力的に劣るジョセフが頭を使って強敵相手に戦うというのが醍醐味でしょうな。
しかしながらジョセフのトリックには突っ込みどころ満載というのがまた魅力なわけでして。

鏡に話しかけて気が付かないという醜態を晒したストレイツォさんは、ジョセフにアホレイツォ呼ばわりされた上にマシンガンでぶっ飛ばされて波紋を流されます。キモいマフラーが波紋を散らしていなかったら瞬殺されていましたね。
ジョセフの攻撃は続きます。いつの間にかストレイツォの背中に手榴弾をくっつけていました。手榴弾を弾き飛ばしたストレイツォですが、そこには別の手榴弾のピンを抜くヒモが括り付けられており、ストレイツォは自分で手榴弾のピンを抜くことになってしまいました。
いつの間に・・・てか絶対そんな暇も隙もなかったでしょう。主人公補正効きまくりのトリック攻撃ですな。
手榴弾でバラバラにされても死なないどころかすぐに復活してしまうストレイツォさん。吸血鬼になるとフルチンでも恥ずかしくないのでしょうか。
ジョセフはストレイツォが回復する前にとんずらしてしまいます。

後半戦、一旦ストレイツォと距離を取ったジョセフですが、すぐに追いつかれてしまいます。女性を人質に取るストレイツォ。ジョセフが逃げれば人質を殺すといいます。ジョセフが見知らぬ女性を見殺しにするような人間ならスピードワゴンの復讐にも来ないだろうし追わなくてもいいと考えます。しかし危険を冒して女性を助けようとするなら、そのジョセフの性格は将来自分にとって危険と考え、成長する前に全力で始末しようということです。
ジョセフと試す様に女性の奥歯を引っこ抜くストレイツォ。激怒したジョセフはストレイツォに突進します。空裂眼刺驚で迎え撃つストレイツォ。

しかしジョセフは対策を練っていました。空裂眼刺驚が眉間を狙ってくることを予想していたジョセフは、レストランから盗んできたショットグラスに波紋を流し空裂眼刺驚を跳ね返します。空裂眼刺驚は ストレイツォの頭部を破壊。突進してくるストレイツォに止めの波紋を喰らわせて、ジョセフが勝利です。
うーん・・・ストレイツォさんいいところなしでしたね。ジョセフに与えたダメージは最後の空裂眼刺驚が肩に当たったくらいです。最初から最後までほぼ一方的にやられましたね。
ジョセフの主人公補正トリックは強力過ぎるとしても、ストレイツォはもう少しやりようがあったのではないでしょうか。そもそも自分からジョセフを襲撃して負けるというのがアホ過ぎでしょう。ジョセフなんて無視してコツコツゾンビの手下でも増やせば良かったでしょうに。レストランでも奇襲をかけずに顔を見せていますからねー。本気で殺す気あったのでしょうか。
レストランでのバトルは主人公補正トリックが炸裂しまくりだったので、ストレイツォさんの劣勢はやむを得ないでしょう。なぜかマシンガンを持っていたり、バレずに鏡でごまかしたり、隙もないのに手榴弾を取付けたり、なんでもありです。
爆発でダメージを受けたのなら、そのまま引き上げれば良かったと思いますね。わざわざ追いかけて負けるという。最後のジョセフの一撃も、気化冷凍法を使えばなんてことはなかったでしょうね。空裂眼刺驚だけに頼ってワンパターンの攻撃になったのが敗因でしたな。ストレイツォは波紋と格闘技の修行をしているはずで、吸血鬼パワーと合わせて素手でジョセフとやり合って負ける要素がありません。ジョセフの波紋はストレイツォに対して必殺ではありますが、気化冷凍法が完全に防御してくれるので問題無し。負ける要素がないんですけどね・・・。
残念過ぎるストレイツォさんは、”柱の男”の情報をジョセフに伝えつつ、若返ったことに満足して死んでいきました。

![]() | 価格:620円 |




