5-16.ディアボロ[キング・クリムゾン]
Part5もとうとうラストバトルですね。最後の相手はもちろんボスのディアボロです。このバトルはかなりの長さなのですが、ディアボロがポルナレフの前でその姿を現すところから戦闘開始とします。
このバトルはディアボロとの直接対決というよりも、「矢」の争奪戦といった感じですね。ブチャラティチーム&ポルナレフが総力を挙げてディアボロに挑みます。
【ジョルノ・ジョバァーナ】
スタンド名:ゴールド・エクスペリエンス(以下GE)
破壊力-C スピード-A 射程距離-E 持続力-D 精密動作性-C 成長性-A
物に生命を与え、動植物に変える能力。傷ついた身体の部品を作ることで、治療を行うことも出来ます。
【ディアボロ】
スタンド名:キング・クリムゾン(以下キンクリ)
破壊力-A スピード-A 射程距離-E 持続力-E 精密動作性-? 成長性-?
時間を十数秒消し去り、その時間の中を自分だけが動くことが出来る能力。未来の予知も出来ます。分かり難い能力ですね。
前半はシルバーチャリオッツ・レクイエムから「矢」を取り上げるまでですかね。
ディアボロに襲われたポルナレフは、止むを得ず「矢」でシルバーチャリオッツ貫きます。「矢」をスタンドに使うとパワーアップするというわけですな。ポルナレフは倒されますが、暴走したシルバーチャリオッツ・レクイエムが「矢」を持ち去ります。その際にレクイエムの能力でコロッセオ周辺にいた全ての生物は意識を失い、目覚めた時には別人と魂が入れ替わるという事態が発生してしまいました。
入れ替わった魂は、ジョルノとナランチャ、ミスタとトリッシュ、ブチャラティとディアボロ、ポルナレフと亀です。
ブチャラティはレクイムから「矢」を奪い取ろうとします。「矢」を手に入れればディアボロをも倒すことが出来る能力が手に入ると。勝利を確信したナランチャは、「オレ故郷に帰ったら学校に行くよ」などと死亡フラグを立ててしまいます。しかし「矢」をレクイエムから奪い取ろうとすると、自動的に自分自身のスタンド能力で防御されてしまうんですねー。
意識を失っていたブチャラティの身体が動き始めます。入れ替わっているのはディアボロのハズなので、ブチャラティはミスタに攻撃を指示します。ブチャラティの身体を攻撃するミスタですが、その直後に時間が飛びます。ディアボロがキンクリを使ったんですね。するとブチャラティの身体に入っている魂はディアボロではないのでしょうか。皆が疑問に思う中、ふと見ると気の毒なナランチャがディアボロに瞬殺されていました。学校に行きたいなんていうから・・・。
ナランチャの魂が入ったジョルノの身体は、鉄格子に体中を貫かれていました。はてキンクリの能力でどうやってこんな手間のかかることをやったのでしょうか。時間を飛ばす、ではなくて時間を止める能力が無いとこんなことは出来ないと思うんですけどね。てかわざわざこんな手間を掛ける必要は無く、アバッキオを殺した時のように、パンチ一発でナランチャを即死させればよかったと思いますけど・・・。
ジョルノの身体はGEの能力で完全に治しましたが、ナランチャの魂はすでに逝ってしまいました。ポルナレフはディアボロが二重人格者で、ブチャラティの身体に入っている魂はドッピオのものだと見抜きます。ディアボロの魂はブチャラティチームの誰かの身体に入っています。
ディアボロはレクイエムから「矢」を奪う方法に気が付きます。トリッシュの魂に取り憑いていたディアボロは、スパイス・ガールを掴みミスタの身体を操ります。レクイエムから「矢」を奪うことに成功するディアボロ。しかしブチャラティの機転でレクイエムは完全に消滅し、みんなの魂は元の身体に戻ります。最終的に「矢」を手に入れたのはジョルノでした。
この時ブチャラティの魂は逝ってしまいます。コロッセオにあるブチャラティの身体はもう死んでいます。その身体に戻ることは出来ません。彼の最後の言葉はいいですね。第二の主人公にふさわしいです。
「ジョルノ・・・オレは生き返ったんだ。 故郷・・・ネアポリスでおまえと出会った時・・・組織を裏切った時・・・にな・・・。ゆっくりと死んでいくだけだった・・・オレの心は。生き返ったんだ・・・おまえのおかげでな・・・。幸福というのはこういうことだ・・・これでいい。気にするな・・・みんなによろしくと言っておいてくれ・・・」
「矢」を手にしたジョルノ。いよいよ最後の戦いです。一度は退くことを考えたディアボロですが、トリッシュにそのことを指摘されプライドが傷つきます。帝王である自分が目指すものは「絶頂であり続けること」、ここで逃げたらその誇りが失われるというわけです。
「矢」はGEに取り込まれ、スタンドはゴールド・エクスペリエンス・レクイエム(以下GER)へと進化します。ジョジョの奇妙な冒険に登場するあらゆるスタンドの中で最強とされる能力は、攻撃してくる相手の動作や意志の力を全て「ゼロ」に戻してしまうというものです。よく分かりませんが、完全無敵の防御と考えておけば良いでしょう。
GERの能力の前に、キンクリの予知や時間を飛ばす能力は意味をなしません。あっという間に無駄無駄を喰らってディアボロは死んでしまいます。そして死んだという「真実」に到達することが出来ないまま、ディアボロは永遠に死に続けると。よく分かりませんけど。ともかくバトルはジョルノの勝利です。
うーん。ディアボロは「矢」を手に入れてより進化しようとしたわけですが、元々無敵といえる能力の持ち主だったので、そんな必要も無かったと思うんですけどね。「矢」を必要としていたのは、キンクリに勝ち目が無いブチャラティチームの方です。ディアボロはナランチャを殺した時のように、一人ずつ順番に始末していけば良かったと思いますな。そうじゃなければ、ナランチャよりジョルノを先に殺すべきだったかと。始末する優先順位としては、ミスタとナランチャはジョルノとブチャラティより後でしょう。
無敵といわれたキンクリですが、GERはもっと無敵でしたね。もはやどんなスタンドでもGERにダメージを与えることは出来ないでしょう。攻撃力もパワーアップしたようですが、まあ所詮は無駄無駄ラッシュという物理攻撃ですからね。防御の無敵さに比べると可愛いものです。
というわけで、ジョルノが究極の能力を手に入れたところでPart5のバトルは終了です。次回はベストバウトのご紹介です。
価格:600円 |
ミスタの体が、ディアボロで、女の体がミスタで、ディアボロの体がブチャラティで、女の魂はどこいった?
どういうこと?
誰が誰だかわからない!!