5-5.ホルマジオ[リトル・フィート]
ポルポの隠し財産を手に入れ、組織の幹部に昇格したブチャラティ。ポルポの縄張りと同時に、彼がやり残した仕事も引き継ぎます。仕事の内容は、ボスの娘トリッシュを護衛することです。
トリッシュを狙うのは組織内の裏切り者です。娘のトリッシュから、誰も見たことが無いボスの正体に迫れるのではないかと考えているワケですな。
てなわけで、ここからはトリッシュを狙う組織の裏切り者、暗殺チームのメンバーが相手です。
暗殺チームの一番手はホルマジオです。チンピラっぽい風貌の男ですな。一人で買い物に出たナランチャを襲い、トリッシュの居場所を吐かせようとします。
ホルマジオはナランチャのエアロスミスを見て驚きます。彼がスタンド使いだとは思っていなかったんですね。ボスの娘を護衛するという重要な任務を任されるくらいですから、当然相手もスタンド使いだとは・・・考えなかったようですね。
【ナランチャ・ギルガ】
スタンド名：エアロスミス
破壊力-B スピード-B 射程距離-数十メートル 持続力-C 精密動作性-E 成長性-C
プロペラ戦闘機のスタンドで、機銃や爆弾で攻撃します。二酸化炭素を検知するレーダーを搭載しており、周囲の生物の呼吸からその居場所を探ることが出来ます。
【ホルマジオ】
スタンド名：リトル・フィート
破壊力-D スピード-B 射程距離-E 持続力-A 精密動作性-D 成長性-C
人差し指の爪で傷つけた相手を小さくする能力。傷を付けられると、射程距離に関係なく無限に小さくなるようです。
ホルマジオの先制攻撃で頬を切られたナランチャ。どんどん小さくなってしまいます。ナランチャはエアロスミスで反撃しますが、ホルマジオは自分自身を小さくして隠れてしまいます。
仲間に連絡しようとするナランチャですが、ホルマジオに邪魔されて上手くいきません。そうしているうちに身体はどんどん縮んでいきます。
エアロスミスのレーダーでホルマジオの居場所を探し出し攻撃を仕掛けるも、あと一歩のところで止めを刺せませんでした。ナランチャは小さくなり過ぎてしまったんですねー。
小さくなったナランチャはホルマジオの拷問を受けます。ビンの中に蜘蛛と一緒に入れられて、絶体絶命のナランチャ。しかし車のガソリンタンクをエアロスミスで銃撃して炎上させ、ホルマジオは火だるまになります。どうにか元の大きさに戻ったナランチャの反撃開始。
逃げようとするホルマジオと正面からの打ち合いです。近距離パワー型のリトル・フィート射程距離内なら、エアロスミスの方が不利かと思いましたが、あっさりと撃破。ナランチャの勝利です。
ホルマジオの敗因は、ナランチャから情報を引き出す必要があり、彼をすぐに殺せなかったことでしょうね。ナランチャを捕らえた時点で彼の勝ちでしたが、拷問に掛ける際に隙が出来てしまいました。お互いの能力を知った状態で向かい合っては、エアロスミスの方が単純に強いということですな。
そもそもホルマジオはナランチャの前に姿を現す必要は無かったんですよね。こっそりリトル・フィートで攻撃していれば、もっと有利に戦闘出来たと思いますけど。相手がスタンド使いだと思っていなかったので、油断したんでしょうね。
小さくなって車に潜んでいるという作戦もアリかと思いましたが、ナランチャは尾行を撒くためにエアロスミスのレーダーを使うでしょうから、姿が見えなくてもバレてしまったでしょうね。
逆に考えると、エアロスミス以外ではホルマジオの尾行を防げなかったということですな。ブチャラティの指示は的確でした。
それにしても自在に小さくなれる能力は、日常生活でとても便利でしょうね。
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