5-1.ブチャラティ[スティッキィ・フィンガーズ]

 Part5最初のバトルは、主人公ジョルノvs第2の主人公ともいえるブチャラティです。

【ジョルノ・ジョバァーナ】
スタンド名:ゴールド・エクスペリエンス(以下GE)
破壊力-C スピード-A 射程距離-E 持続力-D 精密動作性-C 成長性-A

【ブローノ・ブチャラティ】
スタンド名:スティッキィ・フィンガーズ(以下SF)
破壊力-A スピード-A 射程距離-E 持続力-D 精密動作性-C 成長性-D

 GEの能力で自滅したギャングの一味涙目のルカ。彼をやった相手を捜しているのがブチャラティです。涙目のルカは、GEが生み出した動植物を攻撃すると、そのダメージが自分自身に返ってくるという能力で自滅したので、まあ自業自得ではありますな。ちなみにこのダメージが返ってくるという能力はいつの間にか無かったことになります。
 さらにいえばブチャラティを追いつめることになる、GEが人間を殴るとその人間の間隔が暴走し、自分も含め動きや痛みが超スローになる、という能力もいつの間にか無かったことになります。

 

 ブチャラティは後々第2の主人公のような立場になりますが、初登場時はキモイですね。汗を舐めれば相手が嘘をついているかが分かる、などという設定も無かったことになりますね。
 ブチャラティのスタンドSFの能力は、殴ったところにジッパーを付けるというものです。ジッパーを開いて壁をすり抜けたり、ジッパーでものを繋ぐことも出来ます。なかなか便利な能力だと思いますね。近距離パワー型なので、攻撃力が高いスタンドです。

 涙目のルカをやった相手を聞き出そうとするブチャラティですが、ジョルノがスタンド使いだとは気が付いていませんでした。SFの能力でジョルノに拷問を加えますが、GEの反撃を受けてしまいます。
 感覚が暴走したブチャラティは、GEのパンチをもろにくらい面白い顔になりつつ歯をへし折られてしまいます。ギャングの一味であるブチャラティとコトをかまえてしまったジョルノは、もうブチャラティを始末するしかありません。
 しかしブチャラティは冷静です。GEの能力に驚いたものの、一旦ジョルノから離れて仕切り直そうとします。SFはジッパーを使えばどこにでも隠れられるので、非常に暗殺に適した能力といえます。それにジョルノのことがギャングに知られてしまえば、もう生き延びることは出来ないでしょう。ジョルノは今この場でブチャラティを始末するしか無いのです。

 人ごみに紛れ、かつSFの能力で姿を隠すブチャラティを、GEの能力で見つけ出したジョルノ。後は接近戦あるのみです。
 正面からの戦いでは、さすがにブチャラティに一日の長がありますね。一般人の腕と自分の腕をジッパーで付け替え、GEの感覚を暴走させる攻撃を防いでいます。そして一瞬のうちにジョルノをジッパーでほぼバラバラにします。
 勝利目前でブチャラティは隙を作ってしまい、ジョルノに負けてしまいました。その隙を作った原因は、自分がジッパーで付け替えた少年の腕に、麻薬をやっている跡がありショックを受けたためでした。そのことに気が付いたジョルノはブチャラティに止めを刺しませんでした。
 こうして二人の主人公は仲間になったというわけですね。

 ブチャラティは負けてしまいましたが、単純な戦闘力ならGEよりSFの方が上だと思います。一発でも殴られると感覚が暴走してしまうというGEの能力はやっかいですが、この設定はそのうち無かったことになるので、やっぱりSFの方が強そうです。
 ジッパーの攻撃は相手を瞬時にバラバラにし、壁などを通って移動すれば、相手の射程距離外に逃げることも容易です。SFは戦闘にも日常生活にも便利な能力だと思いますなぁ。
 ブチャラティはSFの能力で一般人の少年の身体の中に身を隠します。はて、ジッパーを開けるとそこはドラえもんのポケットのような四次元空間なのでしょうか。普通にSFの能力を考えると、少年の皮膚にジッパーを付けてそれを開けば内蔵がありそうなものですが。また少年の腕を自分の腕と付け替えていますが、それが可能なら、例えば首から下を別人と付け替えることも出来るのでは。だとすると便利過ぎる能力ですね。
 後のバトルでブチャラティは自分自身を細切れにしていますが、ジッパーでバラバラにした身体の断面はどうなっているのでしょうか・・・。
 ブチャラティは地面にジッパーを付けていれば逃げられたでしょうね。

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承太郎