7-15.ヴァレンタイン vs DIO&ウェカピポ [D4C vs スケアリーモンスターズ & レッキング・ボール]
さて、SBRで一番よく分からない能力の持ち主、ヴァレンタイン大統領の登場です。スタンド名は”いともたやすく行われるえげつない行為”(Dirty deeds done dirt cheap)、略してD4Cで、人型のスタンドです。デザインはカッコイイと思いますね。能力は物の間に挟まることにより、パラレルワールド(以下PW)間を自在に行き来することが出来るというものです。PWからヴァレンタイン以外の人物を連れてくることも出来ます。PWから別のPWに連れてこられたAという人物が、その世界のAと出会ってしまうと、二人のAは死んでしまいます。ヴァレンタイン本人はこの現象を攻撃に使いますね。もちろん自分自身はこの現象では死にません。
また、ヴァレンタイン本人がダメージを負った場合、PWから別のヴァレンタインを連れて行きて入れ替われば、受けたダメージを無かったことに出来ます。ヴァレンタインはいくらダメージを受けても、死ぬ前にPWの自分自身と入れ替わればほぼ不死身となります。またそれぞれのPWのヴァレンタイン同士も、基本世界のヴァレンタインと入れ替わることで、記憶などの同一性を引き継ぐことになります。
基本世界とはSBRの物語の舞台となっている世界で、遺体のある世界のことです。基本世界以外のPWには遺体がありません。基本世界以外のジョニィたちは遺体の代わりにダイアモンドも巡って争っています。
ここがよく分からないところなのですが、D4Cの能力で、一つの場所にPWを同時に存在させることが出来る、というものがあります。この能力でジョニィを狙撃したヴァレンタイン、DIO、ウェカピポの三人が同時に存在したことになり、目撃証言がそれぞれ異なることになっています。よく分かりません。三人が撃ったジョニィはそれぞれ別の世界のジョニィということでしょうか?深く考えるのはやめにしたいと思います。
これらのことを踏まえた上で、ヴァレンタインと最初に戦うのはDIOとウェカピポです。彼らは最初から共闘していたわけではありません。DIOの狙いは大統領の持つ遺体を全て奪うことです。ウェカピポはルーシーの秘密をDIOに知られてしまったため、彼を追ってきたところ大統領と遭遇することになります。そして大統領は、DIOの持つ遺体を奪い、裏切り者のウェカピポを始末しようとしています。
このような状況で、大統領の謎のスタンド能力を警戒したDIOは、ウェカピポに共闘を持ちかけたというわけですね。
ウェカピポは元々国を追われてアメリカにやってきたので、自分の居場所を確保するために大統領と取引し、ジャイロたちと遺体を狙いました。ジャイロたちに負けてからはルーシーを護ることになっていたわけですが、大統領と直接対決しようなどとは考えていませんでした。大統領と対立して、アメリカに自分の居場所なんて作れるわけがありませんからね。そんなウェカピポですが、大統領に思いっきり鉄球をぶち当てた瞬間、全てが終わります。彼はその時の気分を清らかだといっていますが、まあやっちまったので仕方ないというところでしょう。もはや負けられません。
そういえば、鉄球を当てられた大統領の顔面はどういう能力で穴があいているんでしょうか。よく分かりません。
DIOはD4Cの能力でPWに連れ込まれてしまい、PWの自分自身と遭遇し、消滅の危機にあいます。大ピンチのDIOですが、恐竜を使って排水溝に逃れていたジョニィを導き、大統領を爪弾で攻撃させます。一気に大統領を倒したかと思われましたが、DIOから奪った遺体を持って、大統領はすでに基本の世界に戻っていました。このままでは崩れて死んでしまうDIOですが、最後の機転を利かせてウェカピポを呼びます。
気の毒なPWのウェカピポは、DIOに利用され基本世界に引きずり込まれます。DIOは元の世界に帰り復活し、PWのウェカピポは基本世界のウェカピポと遭遇し、二人とも死んでしまいました。
このバトルだけでいえば、死んだのはウェカピポだけです。大統領は全ての遺体を揃えたので、目的を達成した彼は勝ったといえるでしょう。DIOは遺体を奪われてしまいますが、大統領の能力を理解しました。D4Cの能力を理解したのは大統領以外では彼だけです。ここからDIOの逆襲が始まるということで、次のバトルに続きます。

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