7-12.アクセル・RO [シビル・ウォー]

 よく分からない能力の持ち主がこのアクセル・ROです。スタンド名はシビル・ウォー。能力は単行本によると、

 過去に捨て去ってきた罪が支配する空間「シビル・ウォー」。その「犯した罪」からは何者であろうと逃れる方法はなく、他人におっかぶせて清めるしか方法はない。

 ということですが、正直さっぱりわかりません。Wikipediaも参考にしてみましょう。

 その人物の「捨てた」過去を引きずりだす空間を構築し、「過去」を以って攻撃するスタンド。この能力の影響下で殺人を犯すと、殺した人物が「被害者を『捨てた』」とみなされ、被害者は捨てられた過去の一端として甦り、殺した人物は被害者の罪を全て被る事になる。また、捨てたものはアクセル・ROの意志で操ることが出来るため、相手が捨てたものが生物ならゾンビとして襲わせることが出来る。弱点は水で清めること。スタンドのヴィジョンは細身のロボットのような姿。

 このバトルはジョニィがメインでした。白ネズミのダニーも再登場です。サンドマン戦で乗り越えたと思ったら、いまだ過去に捕われまくりのジョニィでしたな。
 このバトルの分かり難いところは、相手を殺してしまうと「捨てた」とみなされて、殺した相手が清められた状態で復活してしまうことです。最初はジョニィがアクセル・ROを殺し、次はアクセル・ROがジョニィを殺すことで立場が逆転しました。お互い相手を殺しても蘇ってしまうのでは勝負がつかない・・・ということでもないですな。アクセル・ROは遺体を回収すれば勝ちだったのですが、その遺体を盾に取られジョニィを殺す羽目に。

 よく分からないのは、ジョニィが殺して蘇ったアクセル・ROを、もう一度ジョニィが殺すことが出来なかったことです。アクセル・ROは「おまえの罪で護られている」といっています。そのジョニィをアクセル・ROは殺してしまい、激昂してもう一度殺そうとします。殺せないはずですね。この時点のジョニィは罪に護られているからです。ヴァレンタインが来なければ、どういう決着になったんですかね。

 このバトルでジョニィの能力はパワーアップします。自分自身を爪弾で撃つことで、自分の身体を爪弾の穴の中に巻き込むことが出来るようになりました。これまで爪弾の穴は相手を狙って移動しているようでしたが、いつの間にかジョニィが穴の移動をコントロール出来るようになっている感じですね。
 遺体を巡る攻防では、ジョニィが悪役に見えたりもしました。遺体が破壊されるのも構わずに攻撃を仕掛けるジョニィ。ジャイロは自分たちが負けても遺体を破壊するのは間違っていると、彼を諫めます。アクセル・ROも激怒して自分自身の身体が傷つくことを厭わずにジョニィを攻撃します。追いつめられたら相手を殺すことを厭わない、ジョニィの暗黒面。結果としてはそのおかげでジョニィが勝つのですが、ちょっと主人公っぽくない行動でしたね。

 うーん。よく分からないバトルでした。アクセル・ROは余計なことを教えないで過去の攻撃で相手をドロドロに丸めてしまうのがベストだったのではないでしょうか。

to_be_continued

【全巻】STEEL BALL RUN(スティールボールラン) ジョジョの奇妙な冒険 Part7<全24巻>荒木飛呂彦【あす楽対応】【送料無料】【smtb-u】【spr05P05Apr13】

価格:9,930円
(2013/9/8 15:18時点)
感想(1件)

STEEL BALL RUN TOPへ

にほんブログ村 漫画ブログ 漫画考察・研究へ

承太郎