7-5.フェルディナンド博士 [スケアリーモンスターズ]
マヌケなスタンド使いだと思うのがこのフェルディナンド博士ですが、スケアリーモンスターズという能力自体は強力です。
相手を恐竜化して支配することが出来るという能力で、DIOは恐竜化されて彼の手下になってしまいました。恐竜に傷を付けられると、その相手も恐竜化してしまい、フェルディナンド博士の支配下に入ってしまいます。恐竜は驚異的な動体視力を持ちますが、動いている相手しか見えないという弱点もあります。

この「動いている相手しか見えない」という設定は意味不明ですね。DIOはコーヒーを見つけることが出来ませんでしたが、まだ人型で恐竜化はしていませんでした。DIOはレースに復帰した後も動くものしか見えていないんですかね。んなわけないですな。
コーヒーが見えないということは、建物も地形も何もかも見えないんじゃないでしょうか。破綻しまくりの、ちょっといまいちな設定だったと思います。

今回もジャイロの鉄球は何でもアリです。回転で身体を平たくしたりと、もはやどんな技術なのかまったく理解不能です。足の不自由なジョニィに対し、走れ!GO!GO!などといったり、ジャイロも無茶ですな。
バトル自体はシンプルで、恐竜化が始まったジャイロとジョニィは、DIOから逃げつつ遺体を手に入れようとする、というものです。遺体があれば恐竜化を防ぐことが出来ますからね。
恐竜たちをまいて遺体を手にする目前で、DIOの機転により遺体を奪われてしまいます。さらにジャイロも恐竜に。ジョニィ絶対絶命のピンチに現れたのがこのスタンドの本体、フェルディナンド博士です。ここまではすっかりDIOがスタンド使いだと思っていましたからね。まさかの本体に驚きました。
しかし、まあこのマヌケな本体は出てこなければやられることもなかったでしょうに。べらべらおしゃべりしているスキをつかれ、遺体の左腕を手放し恐竜化したジョニィの反撃を受けてしまいます。遺体の右目を手に入れ復活したジャイロは新たな能力を身に付け、フェルディナンド博士を倒します。

フェルディナンド博士の敗因は、敵の前にノコノコ出てきてしまったことでしょう。全てをDIOに任せていれば、彼の目的は達成出来たでしょうに。
逆に本体が遠く離れたままで恐竜による攻撃を仕掛けてきたとすれば、非常に厄介な相手といえますな。遺体がなければ傷を付けられただけで徐々に恐竜化してしまいますからね。
これでは強すぎるので、わざわざやられに出てきたというところでしょう。

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他の物との見分けがつかなくて、
どれがコーヒーなのか分からなかった。
だから地形は分かるよ。
破綻はしてない。